職場の人間関係に疲れたらアドバイスしたいこと 最後

職場の人間関係に疲れたらアドバイスしたいこと
職場の人間関係に疲れたらアドバイスしたいこと 続き

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態度がキツく、仕事のやり方も合わない年上女性Xさんとの職場環境を改善すべく、
直属の上司とそのまた上司たちとの話し合いを重ねたが進展なく、
会社の人事に近いコンプライアンス窓口にも話を聞いてもらった20代前半女性社員Aさん。

話を聞いてもらった直後はちょっとすっきりしたようだったけど、
根本的な解決になっていない上に、Xさんとの関係が全く改善せず、
むしろちょっと悪くなっていった。

上司に訴えると、どうしてもXさんへの聞き取りが必要になってくるし、
Xさんからしたら「指導のつもり」なので、上司にチクるなんて、みたいな感じで。

AさんはXさんのあたりがきついことのほかに、
嫌がらせをされたり、意地悪な発言があったという。

私は1個だけ「あれ?それ言う必要あるかな?」と思う発言を
XさんがAさんに直接言ったのを聞いたことがある。

だから、本当かもなと思いつつ、とにかくAさんの様子に注意した。

というのは、様子が変だなあ~と思うことが多かったから。

浮かない顔をして、びくびくしているような様子は、一緒の職場になった時からあったけど、
ますます元気がなくなっていった気がして・・・

本人から聞いた話でも、過呼吸になったり、突然涙がでたりして、
行き帰りの通勤電車にまともに乗れなくなってきたそう。

確かに、朝遅刻してくることがある・・・

以前から伝えてはいたけど、然るべき病院を受診したほうがいいよと勧めた。
私のアドバイス通り、内科など受信したあとどこにも問題はなく、医師からは精神的なものかもしれないと精神科や心療内科を勧められたそう。

そして精神科を受診した結果、うつにかかっていると診断された。

うつと診断されてから、休職するために診断書もでた。

休職の診断書がでたことを、私に真っ先に報告してくれた。
早く出して、明日からでも休みな!と背中を押したが、休職したら仕事や給料がどうなるか、自分の職場での立場がどうなるかと迷うから考えますとのことで、すぐに提出しなかったようだ。

診断書どうするのかなと気にかけつつ、それでもAさんも大人なので、私はそれ以上口出しはせずに見守った。
相談があれば、その都度乗った。

診断書の話から半月ほど経って、正式に相談されたのが、退職したいとのことだった。

何月に辞めるのが一番迷惑がかからないでしょうか、というAさん。

私は、退職するために準備する期間も休めないのは大変だよ、と引き止めた。

「辞めたいというのは基本的に引き止めないほうだけど、病気になっている今は違うよ。
休職してみて、元気になってから辞める辞めないを考えたら?
とにかく、上長達と話しよう!」

とにかくすぐに休んでほしい、と伝えるが、Aさんの責任感から、
明日の仕事と、週末の締切と、出張が・・・とキリが良さそうなところから休もうというワードが出てくる。

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私は再度
「今の仕事がどうとかより、自分の体調が大事だよ。
 普通、診断書だしたら”明日から”となるはずだけど。
 とにかく、すぐに上長に報告するから、それでいいかな?」

と伝え、とにかく早く上長と話ができるよう、上長陣に報告した。

翌日、朝一で面談。
上長陣は(私が唯一信頼していた部長さえ)「来週から休みな!」だった。
その時水曜日だったので、個人的にはびっくりしたが、Aさんはそれでも恐縮しきりだった。

でもその後、どんでん返し!
早めに報告しようと本部の組織に休職の制度について相談した上長が
診断書の存在を明かしたところ「即日休むように」となった。

私は「そりゃそうだろ~」と内心思ったけど、Aさんがすぐ休めて本当に良かった。

面談のとき、Xさんは数日出張に出ていたので、この怒涛の顛末を知らない。
Aさんはろくに引き継ぎもできないまま、翌日から会社を休んだ。
部署に出勤してきたXさんは、途中である仕事や、同じ専門職の仕事が自分に回ってきたことから怒り狂っていた。

怒る気持ちはわかるけど、普通はもうちょっと腹の中に収めて置くよな・・・と思ってしまうほど怒り狂っていたので、
XさんがAさんにキツくあたっていたことや、裏でどんな態度をとっていたのか、想像に固くないほどだった。

あれじゃあ、本当にやっていたんだろうなあ・・・と。

一旦は、AさんとXさんの戦いは休止した。

Aさんが今後、本当に辞めるのか、元気になったら復帰したいと思うのかはわからない。

Aさんにも問題がなかったとも言い切れないし、Xさんもなんとかしなきゃと思う。

でも最後に、職場の人間関係で疲れた時には、
とにかく逃げるのが一番だと思う。

精神を病んでしまう前にく、まずは誰かに話すだけでも気持ちが違うかも知れない。
誰かに話すときは、人を選ぶことも大事なのと、
ただの愚痴にならないように、出来事を淡々と話し、つらいよ~って言ってみること。

同じ職場の人なら、わかってくれることもあるかも知れないし、
なにか解決の糸口を示してもらえることもあるかも知れない。

あと、どうなりたいか、も考えてみること。
異動したい、とか仕事で接触をなくしてほしいとか。
そのほうが、周りも動きやすいので。

でもそんなこともできず悩みに悩んだら、まずは休みを取ってみること。
誰になんと思われても自分の身を守るためなら、頑張って周りの目はスルーして、
まずは有給をとる、それでもダメなら心療内科に行って相談してみる、飲めそうなら薬を飲んでみる、
思い切って上司に相談して休職してみる。
(今回私は上司ではなかったのですが、Aさんより社歴が長かったので動き方がわかっていました。そういう人を探してみるのもいいです)

そんな段取りも組めないくらいだったら、
突然会社を休むようになっても仕方ないです。
(と、コンプライアンスの人が言ってました)

とにかく、辛すぎたら相談するか休むか現状を離れること。
それだけ!
体・精神が一番大事。最後に守れるのは自分だけですよ。

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