仕事中のお話なのですが、
私が今現在在籍する会社は、ほぼ100%、リモートワークです。

なので、オフィスに出社するのは、郵便物の確認が一番の目的。
あとは、配達員さんからの受取等。

私は、パートタイマーのようなもので、
事務員としてそこにいるので、
来客があったら、ドアを開けるのは私の仕事です。

この会社に入って数か月、だいぶ仕事には慣れましたが、
2~3回あって困った来客が、
タイトルの通り、保険の営業さん。

同じオフィスに3社ひしめいていることもあり、
誰にどんな用事の人が来るかわからない・・・しかも
ほぼ、本人は不在なので、私が承るしかなく。

そして、保険の営業さんだ~と分かっても、
無下にするわけにもいかず、いったんお話を聞くことに。

会社、ここは何人いるんですか?とか
構成とか聞かれたり・・・
でも私はほかの会社のことは分からないので、取次はするけど
その辺のことは答えられません。
知らないし、知ってても、答えてよいか判断に迷うから。

となると、今度は営業さんは私のことを聞いてきます。
世間話では、一般的に敬遠するとされる「年齢」のこと、
お仕事だとしても聞きづらいと思ってほしいのですが、
女性から女性への質問だからか踏み込んで聞いてくるんですよね。

1回目は、新卒っぽい女性と、中堅くらいの女性二人組の営業さんで
いつなら皆さん居ますか?と聞かれて
「基本皆さん在宅ワークなのでここに来ることはほとんどありません。
 私はたまたま今日はいます(嘘です毎週いますけど)」

と言ったらそれからお見掛けしてません。

それで、また久しぶりに来た人が、今度はおひとりでいらした営業さん。

感じよくするためにノリノリというかきゃぴきゃぴ(死語?)で話をまくしたててきますよね。

私は社内にいる人に影響が出てはいけない気がして
自分が盾になるつもりで、聞かれたら答えてしまいました。

生年月日など・・・

そして、名刺を渡されて「LINEのQRコードが付いているので、ぜひ登録してください!」とも言われました。

絶対しない~

と思いながらも早く終わらせたくて、ははは、と愛想笑いをしてその日はやっと終わりになりました。

来週来るんだろうな、と思いましたが、それっきり、私は忘れていました。

そして次の出社の日、完全に忘れていた時に
彼女は再び来ました。

私の保険プランを作成して!!!

そっかー生年月日わかるとプラン立てることができちゃうんだな~

なんてぼんやり思いながら、この人早く帰ってくれないかなーと。

会社のドアは開けっ放しだとセキュリティの警告音が鳴ります。
かといって、中に入れるわけにもいかないし、
廊下に出たくもない、二人きりになったら長そうだし・・・

プランの冊子を開いてちょっと説明されたあと、
セキュリティがまずいから、といって話をやっと切り上げました。

なんかこれ、毎週来そうだなと思って、来週のことを考えたらどんより。
保険なんて絶対入らないのに。
※保険関係はすべて夫婦で決めてやっているので、私だけが入りたいと思ってもダメなんです。
まあ、入りたくないけど。

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帰宅して夫にその話をしたら
話しているうちに、お断りするヒントが見えてきました。

夫に、いただいた冊子を一応見せたら
「これさーもう個人の話になってるよね?
 会社でお給料もらってる時間に、自分の保険の話してもらうって、
 契約上まずいんじゃない?」
とのこと。

おお、いいこと言う。

私も「業務時間が~」とは思っていたのですよ。
事務やりに来てるので。

来客応対の域を超えてますよね。

というわけで、どうやって断ろう~って思っていたら
夫が
「来たら、何を言っても言わなくても、ドアを閉めてほっとけばいい」
と言いますが、
そんなことちょっとできません・・・

そこで思い出したのが、いただいた名刺。
ラインがあるじゃん!!

登録したくなかったけど、登録しました。
そしたら、当たり前だけど、向こうはLINEワークスというビジネス用のアカウント。
そりゃそうだよね~

これがまた、これはお仕事だったんだから、と
自分に言い聞かせて、断る気持ちを加速させました。

LINEで
「ご説明いただいた〇〇〇〇です。お断りするため、LINEしました。

私は時給をもらって仕事をしている身なので
今後はお話を聞くことはできません。

△さんが感じのいい方だったので、言い出せませんでした。

これからもお仕事頑張ってください」

と送りました。
出だしから要件を切り出し、最後は相手を持ち上げてみました。

向こうだって、営業さんの仕事の特性として、断られるのも慣れていることでしょう。
私も、いやいやお付き合いするのは相手のためにもよくありません。

すると返事がきて、終わりました。
返事は、業務用の定型文っぽいものでした。

これがまた、却って良かったです。

そもそも論ですが、
会社の誰かのお客さんかと思って、丁寧に対応したところ
私自身に営業をかけられてしまうという失態を犯してしまったわけですが、
今後は長引かせないためにも、
丁寧に、かつきっぱり、お話すら聞かないでお断りしよう、と思います。

仕方なくだったけど応対した結果、契約できるかも!と
かすかな期待を持たせてしまったのは確かですしね。

お互いに無駄な時間になってしまうわけで。
気分も良くないですし・・・

何事も断るのは最初が肝心。

40代になっても、まだこういうことがあるし、
またあらたに、対処上手になれたのかな。

この日はほかのこともあって、断る後押ししてくれたのですが、
ひとまず、保険の営業さんに断りを入れたお話は
こういういきさつでした。

あーつかれたー
でも断れてよかった~

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