1歳10ヶ月の下の子が約1週間入院した。
子供の入院は初めてで付き添いなし!
完全預かり入院だった。

病気は、RSウイルス。2歳以下の子は命の危険もあるという風邪の一種。
まさか我が子がかかるとは。他人事ではないんだなあ。

まだ卒乳してないから、夜は何度も起きてくる1歳児。
それが入院中は完全に離れて、出産から約2年弱ぶりにひと晩ぶっ通しで眠れた。
5日間ほど、高熱にうなされて夜もぐずっていたのもあり、睡眠不足だったので、入院という突然の出来事での
親子別々で寝るという時間がもらえて、弱っていた私たち大人もゆっくり休める時間がもらえて嬉しかった。

それが5日ほどになってくると、ふと子供の気配を感じてそちらの方を見てしまう。
いつもなら、1歳児がちょろちょろしていたリビング。玄関、お風呂場。

うるさいうるさいと思っていた4歳の上の子も、気分次第では静かなので、家の中が静かになった。
子供たちのやり取りの無い、我が家。
静かだ・・・

まだ一緒の布団に寝ているから、眠るときはちょっと肩身が狭かったのに、いざそこにひとりでゴロンとしてみると
広くて気持ちよくて・・・そしてさみしい。

早く帰ってこないかな、素直に思った。

ひとりで寝られる自由があるのに、こんなにさみしいんだなあ。
まだまともに話せないあの小さな子がこんなに存在感があったとは。

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寂しくなってきたころ、でもしっかり、子供の病状は良くなってきていた。
明日には退院かもしれないという段階になって、すごくすごく楽しみになり。

退院がほぼ確実になってきて、思ったことは
「当たり前に、家族が過ごせる毎日が幸せ」ということ。

自分もみんなも健康で、ただ病気も何もなくて、うるさくっても一緒に過ごす、家族がいる、夫が、子供が、子供たちがいるこの生活が
普通にただただ毎日普通に過ごせることが、幸せなんだ。

幸せって自分の感じ方次第。
自分でハードルを上げたり下げたりして、そこに現れたり消えたりしているのかも。
それは、気持ち次第で、今すぐにでも目の前にあったり感じたり出来るスグレモノ。

若い時、うつの時ってここに気づいてこれなかった。
今は素直に理解できる。
それも、自分がいろいろ考えたり苦しんだりしたから、今それができるってことか。

幸せだなあ。

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