非常食ご飯の賞味期限切れが近づき、もったいないから食べてみた


自宅にあった非常食、尾西のアルファ米の消費期限があと数日となったので、
やっと食べてみました。

非常食だし、正直あんまりおいしくなさそうって思っちゃったのもあって、
どうしようって思ったのですが、経験しておいたほうがいいかなって思ったんです。

几帳面な性格でもないので、賞味期限が切れても食べられるだろうと高をくくっていたのですが、夫に指摘されて、休職中の今、お昼ご飯にしてみました。

2個あるので、まずは1個。
アルファ米を食べるのは初体験です。

フリーズドライのものはよく食べていた時期もあったのですが、
おかゆに近いイメージを持っていました。

でもアルファ米って全然違うんですね。

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非常食を疑ってかかる

非常食は、会社でも扱っていることがありましたが、
一番気になったのは、水分量。

というのは、水の量によって、出来上がりも違うんじゃないかということ。
今回、160mlのお湯・・・というところをめっちゃきっちりやってやろうと
意気込んで臨みました。

選んだのは「尾西エビピラフ」。

まずは開けてみます。

がっつりスプーン入ってる・・・まあ説明に書いてあったけどね。
スプーンと調味料を取り出しました。


調味料の粉末はお湯より先に入れてよく混ぜるとのこと。
あれ?まだ乾燥材が残ってる。
作り方にも書いてあるよ、危うくお湯入れちゃうところでした。


乾燥材を無事取り出し、全部きっちり入れて混ぜました。
これが後にあだに・・・(笑)

無事取り出して、次はお湯160ml。
計量カップじゃなくて、160gきっちり入れました。

袋の内側に湯量を示す線がありますけど、
この線の下の縁と上の縁では、絶対10mlくらいお湯の量違うと思うんですよ。
なのでグラムでいれました。

実際入れてみると、袋のゆがみ具合によって、お湯の線が変わります。
これ、曖昧過ぎない・・・・?

お湯を入れてから15分後、袋を開けると、袋の形にご飯が膨らんでまとまったかんじに。
まとまったというと聞こえはいいかもしれないけど、水多めに炊いちゃった柔らかめのご飯みたいな感じ。

パッと見、普通のピラフみたいにパラパラしてるのかなって思ったんだけど、
一口目の感想は「固い・・・?」

上の方を食べてみたらやや硬めかだったのでお水多めでも良かったかなと思ったんですが、
袋の底の方はややべちゃっという感じ。

フリーズドライだとおかゆやリゾットが多いけど、
アルファ米だと米の形がしっかり残ってるんですね。
ただ、普通のご飯と同じではなく、やっぱり水分が下にさがり、
底の方がべちゃべちゃになります。

作り方には書いてなかったけど、炊きあがった(というのかな)時点で
めっちゃ混ぜました。
※後でよく見たら、お湯を入れた段階でよく混ぜるのでした。
ちゃんと見なくてすみませんです・・・

少し粘り気がでちゃいましたが、食べたら普通に食べられます。

申し訳ないけどすごくおいしいとは言えなかった・・・が
災害時にはそんなこと言ってられないし、つらいときにお湯だけでこの食感と味のクオリティは凄いしありがたいなあと思いました。

付属のスプーンは、袋に入る大きさだから持ち手が短く、食べてる間に指が少し汚れます。
でも非常時には贅沢は言ってられないですね。
くわえる部分の大きさは十分。

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災害時だったら手が汚れるのって、水も貴重だしウェットティッシュがあればいいかな?なんて想像しながら食べつつも、
非常時じゃないので自宅にあるスプーンで続きは食べました。

食べ進めるに従って、おいしくなくなってきました。
最初からあんまりおいしいと思ってなかったですけど(あ、本音が)、
ますますしょっぱく・・・

もっと混ぜればよかった!
あ、調味料って全部入れなくても良かったんだ!

いろんな思いが頭に浮かびました。

しょっぱければお水飲みたくなるし、水分取るにはいいのかな?
でも水も貴重だよね・・・

いろいろ考えながら食べちゃいました。
こんないろいろ考える機会をありがとう、尾西さん。

ちょっとけなし気味の体験記かもしれませんが、
災害時に暖かいものが食べられて、このクオリティなら、
結構本気で「贅沢は言えない」どころか、ごちそうだと思いました。

お湯入れるだけで、このご飯、すごい技術ですよね。

非常食は必要か?

災害時のご飯って、特別に用意せずに
日頃食べているものを少し多めにストックしておいて回すっていう考えでしたけど、
これはちょっと置いておくのはありかなって思いました。

カップラーメンなんて持ちそうだけど半年しか賞味期限ないし、
それをそのまま置いておいたら開けた時にカビが発生してました。

それより5年もつお料理だったら、コスパ最高ですよ。
1袋300円弱くらいですが、家族の人数分持っていてもいいかも。

味の好き嫌いもあるので、
白米と味が付いているものを用意しておくのがいいかなあ。

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アルファ米を水で炊いてみる

これもやりたかったんですよ。
お湯でできるのはもちろんですが、お水でふやかした時のクオリティを体験したい!

お湯では15分、水だと60分。
長いようだけど、お湯と比べてたったの4倍の時間で本当に食べられるの・・・?

夏と冬ではまた違うかもしれませんが、やってみました。

今度は「五目御飯」。

五目御飯は、調味料の粉末袋は入っておらず、水を入れるだけ。

水を160gきっちり今回も計りました。

水を入れると、お湯の浸透力と違って、アルファ米が浮いてきているように見えます。

今回もこの時点でかき混ぜればよかったんでしょうがかき混ぜずに袋をとじてしまいました。

60分キッチンタイマーで測り、袋を開けると、
あれ?お湯のときより、水っぽさがない気がする。

よーく混ぜて、全体のごはんの色が均一になるくらいまで頑張りました。

いざ、実食。

うわぁ・・・(おいしくない)・・・

家族にも味見してもらいましたが、ダメかも・・・とのこと。

おいしいような気もするんだけど、何がダメなんだろう?

一部レンジでチンして食べてみました。

あれ、これならおいしい。

その後、袋ごと閉じて、冷蔵庫で保存し、翌日も温めて食べてみました。

震災を想定して、最初は湯煎で。

なかなか温まらず、もっと袋全体に平べったく五目ごはんを広げてから湯煎すればよかった。

ごはんの周囲は温まりましたが、中のほうは冷たいです。

結局お皿に取り出して、レンジでチンしました。

おお、なんか本当に普通の五目ごはんだ。

甘辛い具も、水で戻したとは思えない食感だし、よくここまで。

まとめ

できれば同じエビピラフでお湯と水を試すとかで実験したかったですが、次の機会にやってみたいと思います。

逆に五目ごはん、最初からお湯だったら結構おいしかったんじゃないかなあ?

好みの問題かもしれませんが。

賞味期限切れ間近の食材で、食レポもどきをしてみましたが、
これを一人で家でやるのはちょっとむなしかったです(笑)

帰ってきた家族に話をしたら「おお、どうだった」とか
「一口残しておいてほしかった」とか言われましたが。

そうだよね、残しておいてあげればよかった。
一人で完食することが途中から目的になってしまった(笑)

非常食を何でもないときに食べてみる、なんて初めての経験でしたが、
真面目に、家族で震災・防災について考えてみてもいいかなと思ったりもしたいい機会になったのでした。

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