SUNNYを見てきました。
もちろん?レディースデーで1000円の日を狙って。
気になっていたこの映画、邦画なのでどうしよう、レンタルでもいいかなって思ったり、
でも今見たいなって思ったり・・・
折り合いをつけたのがレディースデーでした☆
篠原涼子が主演なので、アラフォーというよりはアラフィフの女性のほうがはまるのかなって思いつつ、
どうやら劇中では「40歳」くらいの設定のようですね。
これは、私はあまり正確な知識・情報は仕入れてなくて感覚値です。
ですので、アラフォーなら私の世代にぴったりです。
丁度ルーズソックスの世代ですしね!
作中では地味な広瀬すずちゃんがどういう存在なのかなと思ったらまんま田舎者。
転校してきたところからなのでなるほどです。
そして転校してきた学校は女子高なんだけど、みんな茶髪・・・
でも二人だけ・・・広瀬すずちゃんはもちろん、山本舞香ちゃんも、ヤンキーっぽいけど、黒髪。
女子高だからってあんなにみんな茶髪に小麦色の肌に、コギャルだったっけ?
私のじみ~な女子高校生時代(共学)とは全然違う高校生たちでしたが、
なんかこう、掛け値なしにいろいろ楽しくてただ生きてたな~ってことは思い出せました。
実際には、家のことや恋愛、友達や部活の人間関係に悩んでいたけど、
今よりはもうちょっとお気楽だったのかなあ?
ただたた、懐かしかった!
音楽と時代って本当につながってますね。
当時はそんなに安室奈美恵ちゃんも好きって程じゃなかったし、
カラオケで歌うだけだったTRFとかはっきり思い出せました。
大人になるといろいろな悩みが複雑化して、
毎日が高校生の時ほどカラフルじゃない感じがする。
白黒とまではいかないけど。
中学・高校の時って、思い返すと意外と怖かったこともあったな。
悪い大人に騙されそうになったり、犯罪に巻き込まれそうになったり(と言っても被害者側)、悪い友達に誘われたり。
さすがにドラッグとかはなかったですけど・・・
先生に反発したり・・・
自分の子供がそんな場面に出くわしてたら心配で仕方ないわ。
すっかり親になってしまいました。
途中、小池栄子ちゃんの旦那さんをぼこぼこにするシーンで
4人が女子高生の格好してたけど、おかしかったな。
私も子供が女子高生になったら制服借りてみようかしら?
・・・怒られそう。
っていうか体型を維持しないと制服入らないなきっと・・・
あと、ともさかりえちゃん、落ちぶれた役めっちゃ上手だったんだけど、
迫力ありすぎた・・・
高校生役の子とリンクしてなさすぎ。
アル中設定だからいいのかな。
板谷由香さんはかっこよかった。
めっちゃ頑張って人生生きてきて、独身でガンで身寄りなく死ぬ。
最後自分の遺産でみんなを助けるところは、物語の落ちとしてはきれいだったけど
うまく話を進めすぎかな・・・でもハッピーだからいいか、死んじゃったけど・・・
一番印象に残ったシーン。
死ぬ直前に、病室で篠原涼子とベッドに横になりながら板谷由香さんが
「自分の人生の物語の主人公としては上出来」みたいなことを言うんだけど、
それが人生に悔いなし、みたいな、私はそういうことが言えるかな?ってちょっと自問自答しちゃった。
もうちょっとしっかりやりたいなと。
そして篠原涼子が「奈美はどうだった?」って聞かれたときに
「結婚して、出産して、母親になって、自分の人生はどっかに行っちゃったみたいだったけど・・・」
って言ったときに、私もそうだ!って思った。
私自身、これ以上ないくらいに夫には理解してもらえてるけど、
私が勝手に「妻・母親」っていう役目に縛られちゃってて
全然妻と母親っぽくないところばっかりだけど、それでも自分で勝手に社会的な役目に縛られちゃってて
私の人生はどこに行っちゃったんだろう?って思う気持ちが強くて、
このセリフの時に泣けた。
高校生の時の掛け値なしに楽しかった毎日(映画の子たちは)。
私はあそこまではっちゃけてなかったけど、でも今よりはもうちょっと気持ちは軽やかだった気がする。
基本的に”あの時に戻りたい”とか思わないんだけど、
あの頃みたいに、純粋というか、もう少し気持ちに素直になれたらなあって思った。
三浦春馬くんの現代版の方、橋爪淳さんで、私的にはちょっと納得いかないです。
かっこ悪くはないけど、ちょっと年を取りすぎかな?
篠原涼子さんたちより離れてても5歳上くらいだから、40代半ばの人にしてほしかったです。
白髪多すぎ。
年代気になっちゃいます。
渡辺直美ちゃんは、確かに太めの梅ちゃんにぴったりな感じだったけど、
篠原涼子と同い年には見えないよねえ・・・ともさかりえ、小池栄子も。
今回、板谷由夏さんの女子高生時代の山本舞香ちゃんがすごく目を引き付ける美少女でした。
黒髪好きだから余計に。
映画が終わって一番に名前を検索しちゃった。
そしたらこないだこの子、アウトデラックスに出てた子だった!
めっちゃブラコンで、気が強い。
好きだなって思った子だった!
映画ではちょっと雰囲気違ったからわからなかったけど、やっぱり好きな子ってまた惹かれるんだな~
年がかなり下だけど、あの子みたいになりたいって思った(笑)
なんだろ、シンプルなかわいさ。
自分の気持ちに正直な発言。
あと池田イライザちゃん。
CMで踊ってるところを見たときにめっちゃかわいいーって思ってた子で、
劇中でも、eggのモデルっていう設定。
可愛くて透かしてて・・・
最後、この子の40代役は誰が出てくるんだろうと思ったらまさかの本人。
ほうれい線作ってたりして、頑張って顔作ってあったけど、ちょっと40代には見えないかわいさ(笑)
まあ、最後にちょろっと出てきただけだからごまかせた感。
最後、女子高生時代の自分と40代の現代の自分たちでペアで踊るシーンがあるんだけど、
勝手に「池田イライザさんは誰と踊るんだろう」って心配になっちゃって
現代にはCGという技術があるにしても。
40代の池田イライザさんがフレームアウトしてるところとか「あ、ごまかしたw」って思ったり、
ちらっとみえてるところでは「これ影武者だよね?」って思ったりして
余計なことばっかり考えちゃった。
女子高生と大人の自分が見つめ合うシーンでは、さすがに合成でちゃんと見つめ合ってたみたいに見えてましたけどね。
せっかく映画を楽しんでるのに余計なこと考えちゃう私でした・・・。
最後に、薬でらりってた女の子。
あの子が、最後の最後で高校生と40代の女優さんたちが一緒に踊るシーンで、
ちゃんとバックで笑顔で踊ってたの。
ストーリー上では不幸で悪役で終わっちゃってたけど、
最後笑顔が見れて個人的にはそこで号泣(笑)
やっぱみんなにハッピーになってもらいたいし、
間違ったことしちゃってもやり直せる世の中であってほしい。
偽善かなあ・・・
思い返すと、映画館でほかの人とわっと笑うシーンとかあったりして、楽しく見終えることができた。
広瀬すずちゃん、すっごい捨て身の演技のところがあって、
この子、かわいいだけじゃなくてここまでやれるんだ!って思って感心。
こういうことがあると好きになっちゃうんだよね(笑)
夜、夫に映画の話をして、楽しかったーって言ってたんだけど、
やっぱり板谷由夏さんが死んじゃうことが話の大筋なので、話しながら泣いちゃって
夫にちょっと迷惑がられました。
子供たちにも心配され(笑)
感情移入が強すぎてだめだなあ・・・(笑)
でもいいや、私今自分がこのままでいいって思い込み中だから。
(この件はいずれ書きたい)
それにしても一人で映画館行けるって贅沢だなあ・・・
ありがたい時間でした。