1月19日 会社を辞めたくて、夫に心の底から訴えたら・・・(1)
1月19日 会社を辞めたくて、夫に心の底から訴えたら・・・(2)
「あなたがうつの時にあれだけ支えたのに、私には平気で“ずっと頑張って働いて”なんて言うんだね。あなたが辞めたいって言った時に私は一度も反対しなかったよ」
その言葉を最後に、朝それぞれの職場に向かった。
いつもならなんの気なしに、お昼休みなどにLINEでちょっと連絡を取り合うのを、その日はとてもする気になれなかった。
でも珍しく、夫の方からLINEが来ていて、
「あーあ、またそれでも働けとか、僕だってやめたいけど家計を支えるためには辞められないんだとか正論じみたことをいわれるのかな」とこわごわ見ると、
「今朝の話は、帰ったらゆっくり話し合おう」
と表示された。
ゆっくり話し合うって、それでも頑張れとか、私の考え方を変えれば職場は辛くないとか、そういうことを諭されたら嫌だなと、そんなマイナスな考えしか浮かばなかった。
いつも私たち夫婦は帰宅時間が同じくらいになると、駅で待ち合わせて一緒に帰る。
その日は本当はそんな気分になれなかったけど、夫は連絡してきた。何時につきそう?って。
合流すると、なぜか八天堂のクリームパンを渡された。
うう・・・これでなんとか気を収めろと?
私「食べ物で釣ろうったってそうはいかないよ」
夫「そういうわけじゃないけど・・・」
私「でもちょっとはあるでしょ?ゼロじゃないでしょ?」
夫「まあね(笑)」
食べ物を餌に私のご機嫌を取ろうとしたことを夫が認めたので、とろけるクリームパンを食べながら帰った。
美味しい。
夫「いつ辞めたいの?」
私「やめていいの?」
夫「考えたんだけど・・・・」
といって、夫が考えつく限りのことを話してくれた。
途中、保育園のお迎えに行きつつ、子供を交えて、ご飯も食べ終え、そのあとゆっくり。
一番の不安は、子供が保育園をでなくちゃいけなくなること。
保育園を続けていかないと、結局私が自宅で仕事をするのは無理じゃないかと。
次にお金のこと。年金はできる限り払い続けてきているのだけど、
厚生年金じゃなくなるのが、彼の計画からは外れることで老後が心配ということ。
あとは目の前の生活費・今後の教育費。
保育園に関しては、もし在宅で自営業を始めたとしたらどうなるか、自治体に問い合わせてみたところ、
どのくらい売上があれば認められるかという条件を教えてもらえた。
または、売上が上がるまでは、最低要件でパートなどに出るしかなさそうだ。
夫は「私が来月にでも辞める」というつもりで話したと思っていたけど、
私は「子供が小学校に上がる夏休みまでに」やめたかったのだ。
日々辛いけど、あと1年ちょっとくらいならなんとかやり過ごせる気がするので。
それなら、もう少し準備期間もあるね、ということで夫は安堵していた。
でも、明日にでも辞めるくらいの勢いで私の話を受け取ってくれて、
対策を考えた上で、話し合おうと言ってくれたことがとても嬉しかった。
そこまで本気で考えてくれたってことが。
会社員でいるあいだに、できるだけ次の行動をしやすいように、今のうちから備えて行きたいと思う。
気持ちとしては、独身時代と一緒。
家計を担っている部分はあるので、家計に掛かるお金と、年金、健康保険などが
毎月滞らないように、在宅の仕事が軌道に乗るまでの生活資金のために、貯金をしておこう。
目標は100万。
夫にもそう宣言した。
これまでは夫にスルーされてきた「会社辞めたい」だったけど、
真剣に訴えて、やめた場合のことも一緒にシュミレーションしてみたり、
よりベターな辞める時期について、一緒に話し合うことができた。
私一人で考えていた「辞め方と辞める時期」が割と明確だったことや、
私が在宅でなにをやりたいかもずっと言ってきたことだったので、
話し合いが成立したと思う。
私「今朝、私が“私はあなたが辞めたいって言った時に反対したことなかったのに”って言ったのが耳が痛かった?」
夫「ごめんなさい」
夫は私が攻めの質問をするととにかく取り急ぎ謝る傾向があります。
私「ごめんはいいから、どう思ったの?」
夫「ん~そうだなあと思って。わるいなあって」
私「(満足)。やりたいことそろそろやらせてよ」
夫「うん、そう思ってるよ」
私「(夫)も、やりたいことやっていいんだからね?」
夫「僕は・・・あんなにやめたいと思ってたけど、うつが治ったから今は平気だなあ、嫌だとかもない。だから(私)が羨ましいよ。やりたいことがあるって。」
私「そうだね、私も自分自身で珍しいと思う。実際1年以上続いてるしね。」
こんな会話をして、終わった。
さて、これからどうなることやら?
在宅勤務、実現してみせます!