職場を休職し、同じ職場に復帰してからまもなく半年が経とうとしている。

ついに、年賀状を準備する季節になった。

うちの職場はどことなく昭和のしきたりが漂う社風で、
この時期になると、職場に住所確認の名簿が回ってきて、年賀状のことを思い出させる。

職場で住所リストが流れてくるのも、なんとなく個人情報的に嫌なんだけど、外に漏らさないように各々が慎重に取り扱っている・・・はずだ。

私はこの部署にきて1年ちょっとだし、途中休職もしたのと、
昨年末もいたけどお偉いさん方はこぞって喪中だったので、
今年はその人たちに出すべきなのか、先輩に聞いてみた。

その人は、アラフィフなんだけどかわいらしい女性で、
きっちりと業務もこなす人。

この会社が長いし、社風も当然身に沁みついてるだろうから、
職場の人に年賀状を出すか出さないかなんて、後者の選択肢はなく”当然フロア全体に出すわよ!”なんて言われるかと思ったら違った。

先「私ね、今回は出したい人だけに出すことにするって決めたの」
私「ええ意外!どうしたんですか?」
先「もうね、無理して付き合うみたいなのを辞めたいなって。
  だからね、相手から来ようが返事も無理して書かないことにするの」
私「それはいいですねー!」

私「でもこの上司軍は出します?」
先「そうね、この辺りは出すわ」
といいながら、先輩はリストを指さした。

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私「私、友達とどうしても縁を切りたくて、年賀状が来てスルーして、スルーしたらメールが来てそれもスルーしてやっと切れたことがあります。
  結婚式以来会ってない友達とか、正直もういいかなって思うんですよね。
 職場でこんなに年賀状文化が残っているところ、初めてですよ。
 喪中にチェック入れたいけど、それはそれで年賀欠礼の喪中はがきか寒中見舞い出す酔うかなって思うし、微妙ですね~。でも先輩がそういう感じなら、後に続こうと思います!」

先「うちの子ね、高校生じゃない?年賀状何枚いる?って聞いたら、誰にも出さないからいらない!っていうのよ。」
私「うわ、いさぎいい!」
先「お世話になった先生とかに今まで送ってたし去年来た友達とかいいの?って聞いたら、ラインがあるから、だって」
私「さすが高校生ですね。」
先「それ聞いて、さっぱりきっぱりしてて、面倒と思いながら年賀状書かないで、そういうの見習おうって思ったの」
私「私も見習いたいですね。」

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