昨年の夏に続いて、実父の地元のお墓参りに行くことになった。

昨年の夏の思い出

昨年は育休中だったもあり迷わず父の誘いに乗ったけど、今年は会社もあるし、有給を使ってまで行かなくてもいいかなあと思っていた。

でも、意外にも乗り気なのは夫だった。

理由は、「お墓参りすると胸がすーっとする気がするから」だそう。

鬱から良くなっていく過程で、精神を整える事に注力していたら、そういうことに気づいたのだそう。
夫が行きたいならつきあうか、と、

私側の父の墓参り旅行なのに、半ば夫のために、半ば父のために行こうかな、と考え始めた。
父に連絡すると、来てもこなくてもどっちでもいいよ、と言う。

私が結婚し、二人出産してから何度目かまでは熱心に誘ってきた父も、私たちが同行する事にもう新鮮味もなさそうだ。

大人数で行動する楽しさも煩わしさも、父自身では天秤に掛けられないので任せるよ、ということのようだ。
私から父に「行かなかったら寂しい?」とからかってみると

「そうだねえ~(笑)」

何時間も車に揺られることになるので、子供たちをなだめながらの旅になる。
次回は子供が大きくなってからにする・・・?
でも今年のお盆は今年しかない、といつも通り思い立ち、私は行くことにした。

しかし、夫が会社休めないかも、と泣き言を言い出した。行きたいと言うから行く方向性で動き出したのに。
子供つれて、私たち3人で行き、山の日の休みに新幹線で合流しようかなと言っている。

それでもいいよ、父に言っておくね、と夫に伝えた。

ところが、父いわく、墓参りは夫が休めない初日に予定しているとのこと。
それでは夫が行きたいと言った意味も半減なので、どうするのかなあ~と思ったが、会社の都合もあるだろうし仕方がない。

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旅行が近づくにつれて、夫が休むか休まないか悩み出した。
よくよく聞くと、部内の人たちがかなり休みを取っているので休みづらいのだとのこと。
同じ日に自分は休みを取ると手を挙げるのが遅くなり、言い出しにくくなったみたい。

夫はそういうところが真面目すぎる!
その期間に仕上げておくべき仕事が出来上がっていれば休んだって支障はない感じの話をするので、
だったら休むなら休むと早めに言ったほうが会社にだって親切だろう。

それに鬱から回復するとき、どう人生を生きていきたいかと考え直したとき、
会社に遠慮せず、やるべき責務を果たすけれども家族や自分中心で行くと決めたはず。
ここにきてそんな弱気でどうする!
今年の夏は1回しかないんだよ!

などと私ごときが偉そうに説教してみた。
(半分本気だけどね)
夫は勇気づけられたようで、ほどなくして休みたい日に休むと申請した。

なんとなく会社の人に悪いから、と会社のなにかに気を使うより
家族を優先してくれてありがとう、と夫をねぎらった。

こうして無事、今年も夏の墓参り旅行へ行くことになった。
父の親戚の素朴なおじちゃんおばちゃん、おばあちゃんに会えるのが楽しみ。
長いドライブで子供たちはぐずるだろうけど、そんなのもいい思い出になるだろう。

・・・なればいいけど(笑)

まだ出発前なのであれこれ持っていくものを試案したりして、毎回荷物がいっぱいになって。
ああー旅上手になりたい。

とりあえず、行ってきます!

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