喜多川 泰さんの本「賢者の書」を読みました。

賢者って、ドラクエの賢者しか思いつかなかったんですが・・・
なんだろう?と思ってみてみると。

まず最初に出てくるのが、仕事がうまくいっていない中年男性。

その時点で、私と重なってしまう。

そして直後に思うのは、
「きっと考え方・感じ方を変えたほうがいいんだろうな」ということ。

なにか自分の考えや今までの振る舞い方に
自分自身ががんじがらめになってしまって、
疲れて、今がある・・・と。

それ、私でしょ・・・としょっぱなからぐいぐい共感。

私は一家の大黒柱ではないし、
ここまで追い詰められてないけど
こういう人生に疲れた人とか迷ってる人が主人公だと、その後どう変わっていくのか、気になるのです。

そして、サイードという少年が、主人公の前に現れます。
サイードが言うには、9人の賢者に教えを請う旅をしていて、9人目を探していたら、あなた(主人公)が現れました、とのこと。

このサイードという少年が、14歳で賢者と会う度に出られたことすら、嫉妬してしまいました。
やっぱり若い頃からいろいろ考えて、出会いがあって年を重ねるともう少し生きやすかったのかな・・・って。

14歳の少年は旅をしていきながら賢者に教えを請い、パズルのピースをもらいます。

最後に会ったのが主人こうで、この人も実は賢者だった・・・という落ち。

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私が感じたのは、最後の人は人生に疲れててなんだか投げやりになっていたけど
そこから何を学ぶかっていうところが、人それぞれ感想が違うだろうなということ。

私の感想は、どんな人も何歳からでも人生がやり直せるとか、
家族、他人、周りへの感謝を思い出すと見えてくる世界がわかること、
新しいことをいつでも始められること。

そういう感じがしました。

それは私も日頃から心がけていることだけど、
毎日の中に埋もれて見えづらくなりますよね。

それを思い出させてもらいました。

賢者の書は目に見えなくなってしまうんだけど、
それを本にしたらベストセラーになって売れるんじゃないかとか
私も思ってしまいました(笑)
それが、人生の成功・・・・と。

でも書き出そうとするとできなかったという落ちだったと記憶しています。
そりゃそうですよね~・・・(笑)

それにしても。
やっぱりお掃除って大事なんだなって思いました、要所要所に出てきます。
人の心を変えるのはお掃除なのかも。
大きなテーマではなかったけど、そんなことも教えてくれた気がします。

読み終わったあとは、40代からだって人生がんばろーって思えました!

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