最近、無料のマンガをよく読んでいました。
・・・すみません。現在進行形で、読んで「います」。
(前回スマホをいじらない宣言をしたので、スマホを使っていることを言うのが抵抗あったため。)
以前よりは読む量はぐっと減りましたが(と言い訳)。
ピッコマっていう無料漫画アプリで読んでるんですけど、
「斉藤さん」ってのを呼んでます。
これ、以前、観月ありささんでドラマ化されたやつだなって思って、何となく読んでみました。
無料のマンガって、受け入れられるものがあると読んじゃいます。
この漫画は、普段生活している中でなあなあにしちゃったり、
「みんなやってるんだからいいじゃん」的な惰性でよくない方向に向かってしまって
みんなが困ってるけど誰も声を上げられなくて・・・というような状況にであったときに、
斉藤さんがまっすぐ問題に立ち向かって気持ちよく解決していく、というような
世直しっぽい内容です。
斉藤さんも間違えることもあって、増えていく仲間たちと協力してやっていくんですよね。
ストーリーの中で、いろいろな問題が取り上げられていくのですが、
そのうちの1つの問題が「小中学生の携帯電話の付き合い方」なんです。
小学生では持っている子持っていない子が分かれてくるのですが、
持っている子は学校に持ち込みして、授業中でも操作はもちろん、テレビまで見てしまったり。
音も鳴らしても大して悪びれもしません。
先生は授業がやりづらくなり、保護者に強硬的に問題提起したところ大反対に合います。
子供たちも、この状況がおかしいと思う子もいれば、便利だからいいじゃないかっていう子もいて、
親も、強制的にメールの機能をストップしたりして、携帯電話の制限をかけたりして対応したり・・・
1日1話のため、続きが楽しみなところですが、
私がこの中ではっとしたことがあって。
それは、先ほどの「強制的にメール機能をストップされた」子の発言でした。
「話したいやつとは学校で話せばいいし、そのほうがいいし、目r-るだけでつながってたやつがわかった。
(携帯がなくてもつながれる友達)がいるし、前より不思議と、なんか・・・ちょっと逆に楽なんだ」
つまり、学校が終わり、家に帰ってきたら、誰と連絡を取ることもなく、自分の時間になるし、
連絡とりたい人とは学校で会えるから、それでいい、携帯でメールができない状況にほっとしてるっていう話だったんです。
メールがつながるときは、誰かからメールが来たら返事しなきゃとか、
誰かに話しかけたくなって返事をまったり、
それにとらわれていたけど、そこから解放されたっていうこと。
メールが来たらすぐ返事しなきゃとか
今はラインが多いと思うけど、そういうの、私もちょっとありました。
返さないと怒る人がいるから怖い、とかまではさすがになったですけど、
「斉藤さん」のストーリーの中でも、返事が遅いことによって喧嘩やいじめになったケースが描かれていました。
メールをラインでするようになって、読んだか読まないか、既読表示でわかるから、
それによってますます、
「読んだのになんで返事くれないんだろう」
「読んじゃった・・・すぐ返事しないと悪いかな」
みたいな、なぜか相手に気を使っちゃう瞬間が生まれちゃうんですよね。
この漫画の発行当時はまだガラケーだけで、メールの話なんですけど、
それでも返事が来ないとかで、
思いやりがある子は特に、メールが来たら読まなきゃ、返事しなきゃって強迫観念があって、
友達と離れていても、他人とのかかわりと休憩する時間がなくなっちゃってるんですよね。
誰のためでもなく自分だけに使う時間ってすごく大事だなって思って。
家の中に一人でいても、誰かからの連絡を気にしてたら心が休まらないですよね。
逆に、誰かからの連絡が欲しいなって思っちゃうときもあるんですけど、
誰ともつながらない時間って絶対必要だなって思って。
私も結構スマホ依存で、誰と話すでもなく、誰かが何かリアルタイムに投稿しているページや
コメントを読むのが好きだったりします。
自分が書き込むと、それを反論されるのが怖くて、話しかけられないのですが、
自分が意見を投げかける、反応が返ってくる、ってラインやメールと似てますよね。
誰かとつながっている。
そうすると相手の反応を考えてしまって、疲れる。
その疲れている自分に気が付いて、マンガに傾向してたんですけど、
斉藤さんのこのストーリーを読んだ時に、「手段は強制的だったけど、誰ともつながれない時間にほっとする」っていうのが、なんだかすごくいいって思っちゃって。
私は40も過ぎてやっと人付き合いでの相手との距離や、
もっと自分軸で生きていいんだってことがわかってきたけど、
子供たちにはこのことを言い聞かせたい!
最初からスマホがある世代なので、友達との付き合いにおける、スマホなどのツールの用い方なども、
たくさん話し合っていきたいなあって思った。
つながらない自由。
本当に一人になれる時間を大事にする。
お恥ずかしながら最近やっと気が付いた。
また一つ楽になれそう。