りぼんっ子展に行き、小学4年生の自分と向き合う。


夏が始まったころの話で、今はもう寒くて、でもたった3か月前の話なのですが、
新宿高島屋で「りぼん展」をやってたので見に行ってきました。

私がりぼんを読み始めたのは小学校3~4年くらい?

チケットは前売りもあったけどもう気が付いたときには始まってて、
タカシマヤアプリをインストールすると割引が効いたのでそれで入りました。

200円引きで800円なり!

平日にも関わらず、結構な人。
窓口も若干並びました。

もちろん、女性ばかり。

スポンサーリンク

チケット売り場の左側が入場口で、右側は出口なのかグッツ売り場になっているのが見える。

帰り、グッツ買っちゃおうかな~♪

とか思いながら、チケット窓口までじりじりと進み、途中に山積みになっているチラシをもらいつつ・・・やっとチケットを買う順番に。

お金を払って、はいっと渡されたそのチケットが「ルナティック雑技団」。
ちょっとがっかり・・・当時嫌いだったんです(笑)

私は頭がちょっと固くて、当時も真面目一辺倒だったから、
「お父さんは心配性」のこの作者自体の作品全体が嫌いで、
殴られるシーンやそれによる出血の描写がもう嫌で嫌で。

でもお小遣い400円から買ってるからもったいなくて全ページ読むんだけど、
もうなんでこんな作品がりぼんに・・・ってくらい嫌でした。

今思い出すとなかなかシュールで面白いんですけどね、
当時の幼い、そして許容範囲の狭い私にはわからない世界でした。

今は面白いとは思うけど、チケットは別なのが良かったw
でも別なのだったら捨てられなかっただろうなあ~(笑)

特に楽しみにしていたのは「天使なんかじゃない」と「有閑倶楽部」!

チケットにちょっとがっかりしつつも、
入場。

3か月前なので、と言い訳しますが、最初の入り口のところなんだったっけ?

「赤ずきんチャチャ」だったかな?

当時まあまあ好きだったかな~?

っていうか・・・なんか入ってもあんまりテンション上がらなかったんです。

あれ?私りぼん好きだったのにな?
おこづかい全額使い切る冊子を毎月それに費やして。

子供ながらに思っていた、絵の「ここの線変だな~」みたいな粗が見えまくって、どんどん気持ちが覚めていく。

同じ絵を、同じ気持ちで見ている自分がそこにいました。

子供のころから価値観って変わらないんだな。

絵が変だからって嫌いになるとかないんですけど、
好みもあるし、「おでこなのに角っとした描画だな」とか、
なんかどこか私はリアル主義というか完璧主義というか。

なんでこれに当時はお小遣い全額費やして毎月見てたんだろ???

ってちょっと思っちゃいました。

作品ごとに関連する「付録」も展示されてて、
覚えてるもののあったんですけど、ふーんて感じ。

唯一、きれいだなって思ったのは「天使なんかじゃない」のところ。
あれは大きくなってから画集を買ったくらい、色合いが好きでした。

「ちびまる子ちゃん」なんて、当時嫌いだった。
絵が幼稚すぎて・・・内容もシュールでしたしね。

今は好きですが、当時はこれも「なんでりぼんに載ってるの」って思って
「お父さんは心配性」の次くらいに嫌いでした。

多分まるちゃんグッツが一番完成度高かったと思うんだけど、
全然かわいいとか懐かしいとか思えない。

「赤ずきんチャチャ」なんて絵が下手すぎて、大きなパネルで飾るために引き伸ばされると可愛そうなくらい絵がぼんやりしてる。

「こどものおもちゃ」を見ると、当時「学級崩壊」がすごくセンセーショナルだったなって思いますが、今身近すぎてなんか見てるのが苦しかったです。

「ときめきトゥナイト」は、当時は一番絵がきれいでこなれていると思っていましたが、
なんか今見ると、「作者はこの世界に浸っているんだろうなあ」「幸せもんだな」って思って
いまだに続編とか同じ作品をリメイク(してそうに見える、内容ちゃんと見てないのでわからないけど)して、ほかにネタないのかなあ・・・とか
冷めた目で見てしまった。。

よく考えたら私がりぼんを読み始めたのは、成美ちゃんと鈴世からだったんですよね。しかも丁度、キスしたものと話をできる力を手に入れたころで。
陽子さんの扱いが「いじめじゃないの?」って思ってみてました。
ああいういじられキャラとかよくわからなかったんで、かわいそうだなって。

そこからたまたま傘上って蘭世と俊のを読み始めたんで、なんかよその人みたいな感じがして・・・

でも、当時できたばかりのレンタルビデオやさんに行って、ときめきトゥナイトのアニメ借りて見てますけどね!しっかりと!(笑)


スポンサーリンク

あと、当時苦手だった「星の瞳のシルエット」がまあまあ見れるようになってました。
かすみと久住くんのうじうじうじうじした感じが嫌いで、
絵もなんかぱっとしないし、なんでこれが「乙女のバイブル」なのかよくわかってませんでした。
でも「聖書」って書いて「バイブル」って読ませるのがなんか好きでしたねw

最後の、プロポーズのあたりも地味~な感じで、最後まですっきりしなくて、
私は当時はきはきした女の子が好きだったんだと思います。

だから「姫ちゃんのりぼん」とか好きだったなー。
「ハンサムな彼女」は芸能界の話で当時はパッとせず。絵はきれいだなと思ったけど、手のひらに線を書く漫画家さんで、そこが、そこだけがなんか嫌いだった(笑)
手にしわがあると老けた感じがして。

全体的にいまいちだったなーって思いつつ、思い浮かべたことはいろいろあって、
こうして書いてみると意外と楽しんでる??

800円分楽しめたかっていうと、、、多分全部見て回るのに10分かからず、さら~って出てきちゃったと思います。

もったいなかったな~。

前情報なしでりぼん展いったので、「ねこ・ねこ・ファンタジア」がなかったのは残念でした。

絵がすごく型通りできれいだったんですよ。

猫が人間に変身するのも好きだったしー。

今あの絵を見たら粗が見えてくるのかな??

出口から設置されていた、りぼんっ子グッツも全く興味が出ず、
何が置いてあったか覚えてない(笑)

私りぼんっ子じゃなかったのかな~
こういうのをアンチっていうのかな。

でも嫌いってわけじゃないんだよね、気に入らない部分があるだけで。
一緒か?

というわけで、私にとっては自分で勝手に期待外れのイベントとなりました。

なんだろ、子供が喜ぶと思って企画したお出かけが、的外れだった、みたいな。
自分でも自分のことを意外に思う出来事になりました。

スポンサーリンク