夫婦喧嘩の理由と、子供たちの反応と、私たちが仲直りした方法

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今回、あることで夫婦喧嘩をしました。
日頃は多少の意見の言い合いもありますが、
今回のは、大声を出し合い、私は声を出して泣くほど号泣してしまいました。

お互いに「怒っても良くない」って思っているし、
心の勉強も一緒にしているのですが、やっぱり喧嘩になるときはなるんですよね。
喧嘩の最中に「言いたいことがあるときに、怒らない方がいいって話したでしょ」って言われるとむしろムカついてしまったり(笑)

私たちは普段は基本的に仲良し夫婦だとおもうけど、
喧嘩するときはします…。
その時の家族の様子を、記録として書きます。

もう喧嘩したくないよー。

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夫婦喧嘩の今回の理由

今回の喧嘩のきっかけは
私が土曜日に予定を入れたかったので、夫に打診し、
それを猛反対されたことでした。

私達は夫婦共働きで、お互いに土日休みの勤務です。

普段は基本的に土日は家族で行動しますし、
土曜日に個別に予定を入れたければ、
もう一方が二人の子供を一人で面倒みることになりますので、
相手の都合とすり合わせをしないといけません。

私の予定はこんな感じでした。

・私が土曜日にある勉強のセミナーを受講したい
・最寄駅から新幹線を経由していく場所で開催されるもの
・そのセミナーは、その地域でしかやってない

それに参加したいなら、子供たちをふたりとも、土曜日にお父さんに任せることになるので、参加申し込みをする前に、承諾をもらってから、と思い、
話をもちかけたのです。

まず、最初の夫の反応は私から見たら「嫌そう」または「困っている」ようでした。その表情を見て、私は「子供を一日預かるのが大変だから承諾したくないのかな」と思いました。

夫から私に、
「そんな遠くのセミナーじゃないとだめなの?」
「お金はどうするの?」
「行く価値があるの?」

矢継ぎ早に質問があり、さらに

「本当に行きたいと思っているなら、行く手段とかしっかり計画考えてるんだよね?」
と、少しムッとした感じで言い出したのです。
そこまで考えた上で行きたいのか、ということと私は受け取りました。

私もそこでムッとしてしまいました。

逆の立場だったとき、私は無条件で夫がやりたいことを許可してきた経緯があったからです。

夫は地方出身で、飛行機でないと帰れないような地域です。
そこに同窓会があるといって、実家ですが土日で1~2泊しつつ参加することがあります。

また、会社の飲み会はあまりいかないのですが、大切な友達の場合は
約束を入れたいがいいか、と聞いてきます。

私は即答で「いっていいよ」と返し、基本的に反対したことはありません。

飲み会を入れられたら困るようなときは、さすがに止めるかもしれませんが
「自分だけずるい」というようなことは思いませんし、
たまにはいいんじゃないかなっていう考えです。
私も会社勤めをしているし、お付き合いもわかります。

今回、私にしてとってこのセミナーは、
開催者が滅多に開催しないレアな内容だったので、勉強になりそうだし、
どうしても行きたかったのです。

それに参加するかどうか具体的に考えるのは、
土曜日だし、その日に子供を頼んで出かけて良いか、ということを
夫に承諾を得てからにしようと思い、

「興味のあるセミナーに申込みたいけど、
 その日予定はどうか、
 子供をふたり任せて一人で外出してよいか?」

と問いかけたのでした。

それで、前述のように「ダメということなのかな」と思ったので、
私自身、萎縮して遠慮してしまい、
「なるべく短時間だけ出席してくるから、ちょっとだけでも行かせて」
と譲歩してみました。

それでも夫はまだ首を縦に振ってくれません。
やはり、土曜日に一人でふたりの子の面倒を見るのは、大変すぎるということ?

夫にとって価値がわからないセミナーに出席するために手助けする、そのために一日潰れるというのは納得がいかないのでしょうか。

私は、前述の「同窓会」の話を持ち出しました。

妻である私側の言い分

「あなたが、飛行機を使ってまで同窓会に1泊2日するときに、私は今まで反対してこなかったよ?
同窓会にいく価値や、交通などの費用について聞いたことなんてないし。

自分は土日使っていきたい会にいけて、
男親が出かけるとき、
子どもは母親が見るのは当たり前だし安心して面倒みてもらえるのは当然だから
”子供をお願いします”なんて言ってくれたこともないし、
子供を見てもらうための準備をしてから出かけたことなんてないでしょ?

私はあなた(夫)に、子供をあずけてちょっと出かけるときも「おやつはこれね」とか準備してから出かけてる、この差はなに?

予定や計画はどうなっているのか、本気なら説明してみろというけど、
予定をガッツリ立てたところで、その日にあなたに予定があったら
そもそも参加できないんだから、その前に、
片方が用事があるときに片方の都合をきいてから行く予定を立てるのは
普通のことだと思うんだけど?

価値がわからないとか、お金はどうだとか、予定をすり合わせるために必要のある説明かな?

そしてお金の面は、お互い働いてて、自分の自由に使える分は決まっていていつもはその分で自由にしているんだから

今聞きたい「予定はどう?」という質問に関係ないでしょ?

どうしてあなたは自由に土日に予定を入れられて、
私はこんなに条件聞かれて反対されて、平等じゃないの?」

と反論しました。

夫との食い違い点

まず論点がずれていて、
私は「土曜日に予定を入れたいが、子供を一日預かってもらうので、夫の予定はどうか教えて欲しい」と伺いを立てています。

その一方でなぜか夫は「費用対効果は?行く価値は?お金はどうするんだ」と聞いてきていて、私が聞いた”夫の予定の”回答になっていません。

私が「土曜日に個人的な予定を入れたい」というのに対して夫は明確には言わないけど「面倒だな」という反応だと私は受け取りました。

でも、「子供の世話が面倒と言うのがカッコ悪い」という彼なりのメンツがあり、
「費用対効果は?価値は?」とか別の話に変えたのだなって、私は感じました。

それでも私は、話を戻すべく、夫に伺い続けます。
私「費用対効果を考える前に、その日行けなければ計画を立てようがないので、子供を見てもらえるのか、あなたの予定を先に聞いてからと思って、こうして聞いてるの」と繰り返しました。

喧嘩はその日に終わらず・・・

粘り強く「予定」を聞いている私。
夫の謎の抵抗。

結局、「行きたいなら行けばいいじゃん、好きにすれば」と言われ、そんな言われ方したら気持ちよく行けないし、自分が矛盾した回答ばっかりしてることを、
ヒートアップしちゃった脳みそで考えられてそうにないなと思いました。

私も疲れてきたし、夫は投げやりなことを言ったあとに、ふて寝しようとしています。

私は、ここで一旦話は終わりにして、時間をおいたほうがいいなと思いました。
言いたいことは全て出したし、夫も受け取ったと思っています。

私たち夫婦は、一晩寝かせて、翌日の朝以降に話し合うとまとまることが多いのも経験上わかってきましたし、それがパターン化しています。

捨て台詞を吐いて、ふて寝した夫。
寝ようとしている時に「そうやって話し合いから逃げるな」と、終わらせ方に不満を持ったことも伝えました。
一方的にぶった切られて、最後にあんないい方されて、こちらもいい気がしないし、喧嘩したあとの嫌な気持ちで横になっても、もやもやして眠りにつくのに時間がかかったりします。

でも、”時間をおいたほうがいい、ここまで”と腹をくくり、
明日の朝、状況がよくなることを願って、
割り切って寝ることにしました。

そして結果的に翌朝仲直りしましたが、ちょっとだけ気は使いましたよ。

最後の章でお話します。

夫婦喧嘩の時の子供の反応

今回は子供たちが起きている時間に始まりました。

重大な内容でもないし、予定を聞いてまさか喧嘩という展開になるとも思っていなかったのですが、
意見の食い違いが進むと、止まりませんでした。

しかも、上記にあるセミナーはとても人気で、早い段階に参加を申込みしないと席が埋まるだろうと思ったので説得するまでの数時間、とても焦りました。

言い訳に近いですが、子供の目の前だったけど、止められない事情がありました。

子供たちには、普段仲良しなところを見せているので、結果としてあまり気にならなかったようです。

喧嘩が始まったかな、という頃、5歳の上の子には、
「喧嘩しないの!」とか「まーまー仲良くやってよ!」と声をかけられました。

2歳の下の子は、私から離れようとしません。
私が、興奮して涙を流してしまい、ティッシュを持ってきてくれたり、
「どうして泣いてるの?悲しいの?」と心配してくれました。

子供たちには、喧嘩というか、相手への不満や要望を伝えたい時に、自分の意見をきっちり言うということについての大切さを普段から教えています。
ただ泣いたり、怒ったりするだけでは自分の希望は相手に伝わらないんだよ、と繰り返し教えてきました。

教えている以上、私もできるだけ冷静に、言いたいこと、希望を簡潔に、でも粘り強く何度も夫に話しかけました。

涙が出てきても言葉で伝えるのは止めなかったし、物を放り投げたい気持ちだったけど、そこは我慢しました。
子供がいたから、冷静に話せたと思いました。

結局翌朝仲直りして夫と抱きしめ合っていたら、下の子には
「愛し合ってるの?仲良しなの?」と確認されたので、
心配したんだろうなと思います。

上の子は、私たちのやり取りに「仕方ないな~」と呆れ気味でした。
あと恒例のことと思っている感じがありました。
最初に諌めることを言っただけで、あとは好きにさせてくれました。
でもその後も、その場にずっといました。

翌日、私と夫が話しているところを見て、にっこり笑って「おはよう」と声をかけてくれました。

喧嘩にはなるかもしれないけど、ちゃんと言いたいことを言い合うこととか、
仲直りする様子など、私たちなりには子供の前では実践出来ているのかなと思います。

喧嘩している理由も、途中で聞かれれば、5歳の子がわかるようにシンプルに説明して、状況を話したりもしました。

夫婦喧嘩とはいえ、家族を巻き込む問題でもあるので、
状況がわかれば、なにか一緒に考えてくれるかなあと思ったのもあり、
わからないようでわかっているはずの子供を、おいてけぼりにしないように気をつけました。

最善かは個人の主観に寄るとは思いますが、
できるだけ子供の気持ちも配慮して、夫婦の話し合いをしていきたいですね。


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夫婦喧嘩したら、仲直りの方法

あくまで我が家の場合ですが、
一晩おいて、翌朝になると、夫の頭が冷えています(笑)。

喧嘩のパターンは、夫が壁を作り始めることが多いです。
それに対して私が「それは理不尽だと思う」「そう思いません」というところから、喧嘩、話し合いに発展するという感じです。

私は、夫の要望やしたいことに、基本的に反対しません。
したいと思ったら、しないと気が済まないだろうなと思うからです。
なので、前述のように、「2泊3日で地元に帰り、同窓会に出席したい」と言われても、二つ返事でOKしていました。

あなたが留守の間の子供の世話どうするの?とか聞いたこともないし、よろしくねと言われたこともないですが、言われなくても片方が家を留守にしたら片方が見ますよね。

私も、今回の喧嘩の理由で言えば、「その日にセミナーに行きたい」とだけいえばよかったのですが、「子供二人預かるのを頼みたい」と丁寧にお願いしたら、夫が難色を示したように思います。

それにしても「費用対効果って」と思いましたが、
翌朝、起きた時に「昨日はいろいろ考えて、費用対効果って言葉が出てきたんだよね、考えてくれてありがとう。」と第2ラウンドのゴングを鳴らすべく、伝えてみました。

謝るのは癪だと思ったりしたし、でも空気を和らげたくて、ありがとうと伝えてみました。
内心、先回りして「その日は子供の面倒を見てくれてありがとう」くらいまでのありがとうの思いを込めましたが!

夫は「あ、うん、そうだね」と返事をしてくれ、
ありがとう、が喧嘩の仲直りキーワードになったなという手応えがありました!

ここから、一気に私たちの話の雪解けが進みます。

最終的には、その日一日どころか、前の晩から止まって当日は朝イチから挑んだら?とまで。
強がりかもしれませんが、この機会に実行に移しておかないと、次がないと思って、お言葉に甘えることにしました。

第1ラウンドでは寝逃げした夫でしたが、
翌朝クールダウンして、第2ラウンド。
いい意味で持ち越して、夫の訴えも受け入れたよという意味で「ありがとう」を伝えつつ、仲直りできたのでした。

話し合いの席をどこまで意識するか、って大切だと思っています。
以前、新婚の時は、やはり納得いかない私が夫を追い詰め、
夫が寝逃げするというパターンで、うんざりしていました。

私はそういうことがあると眠れないし、寝不足で翌日の仕事にも響きます。

話し合いの席について欲しいということは、何度も繰り返し伝えてきました。
お互いに言いたいことがあるのだから、ちゃんと相手の言い分を聞かないと、
家族としてやっていくと決意した、結婚した意味がないとまで言いました。

両親は夫婦の反面教師像

話し合いの席につけない人は、私の場合は両親が良い例でした。

私の両親は、喧嘩も喧嘩にならないというか、母親が父親を追い詰めた時点で終わります。
逆のこともあるのですが、最後は、立場の悪い方がその場から逃げて終わりです。

私の両親は結婚するときに「喧嘩を翌朝に持ち越さない」という約束をしていたと言いますが、
うやむやにしていただけになって、結局うまくいかなくなりました。
(現在別居中です)
自分の言いたいことだけをいって、その場から去る。
話し合いのできない両親のもと、話し合いや相談のできない家族が出来上がりました。

私はそういう家族にしたくなかったので「話し合いの席について欲しい、一方的に逃げないで欲しい」と伝えてきたというわけです。

それを夫に伝えるのは、いつも2段階に分かれていました。
1回言って、夫が寝逃げします。
そして、一晩たって冷静になった頃に、もう一回優しく私の希望を伝えます。
すると、「俺も言いすぎた」と謝ってくれたりするんですよね。

一度かーっとなるかもしれないけど、私は逃げずに言いたいことを伝え、
一晩おいて、クールになったところをもう一度話し合いのタイミングとして狙う。

昨晩のことを踏まえ、今度は優しく「私はあなたのこういうところが困っている」と伝えなおす。
それで私たちの場合はうまくいっている感じです。

夫は悪い人じゃない

夫が素直なのも助かっています。
本当は怒らずに1回目に伝えた時にわかって欲しいのですが、
お互いに言い方がまずかったりして、喧嘩になることもありますよね。

でも結局は話し合うしかないし、
話し合いも、何時間も続けても進展しそうになかったら
思い切って中断すること、
相手の状態をみて、クールダウンしている時に再開すること、などをおすすめします。

こういう言い方をすると、夫は態度が軟化するな、など
特徴もだんだんわかってくると思うので、それも様子を見ましょう。

最後に

夫婦の仲直りの仕方はいろいろある思いますが、我が家の場合をご紹介しました。

今回、喧嘩して仲直りし、すごく行きたかったセミナーにも参加できることになった時、
「うちの喧嘩って結構パターンが決まっているなあ」と思ったのが、ブログ記事にしようと思ったきっかけです。

何日も続くのも良くないし、うやむやになっても長年積み重なってしまってもよくないし、なかなか難しいですよね。

相手が冷静になったところでもう一度話し合いを再開することをお伝えしましたが、もう一つコツがあります。
諦めずに話し合うこととか、相手の主張を認めて「その部分は感謝してる」と伝えることなどをして歩み寄ることです。

これがもうひとつの仲直りのコツかなと思います。

夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますが本人にとっては真剣だし、
自分の両親を見ていると、ささいなことの長年の積み重ねが、
夫婦のその後を左右すると思うのです。

ムカつく!だけで終わりにせず相手の状況もみながら、
自分の意見もしっかり述べて、くださいね。

早く仲直りできますように。

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